第53回神奈川ゆめ国体が「おお汗、こ汗」のスローガンのもと、10月24日から、小田原市で開催されました。 少年男子は昨年の大阪地元開催の3位入賞の成功を受け、「少年男子の部、初優勝」を目標に掲げ強化に取り組みました。選考に当たっては、例年と同じく新人大会で140名余りの候補選手をピックアップし、4月5日の一時選考会からスタートしました。今回は、ブロック大会なしのフルエントリーであったため、少し余裕はあったものの安定したガード陣の不足と大型選手のポジションのコンバートなどから府内の選考会だけの選考は難航しました。最終的に、8月8日から10日の他府県とのゲームで12名に絞り込むことができました。
また、決定したメンバーで8月19・20日には、上海市との交流試合をおこなうことができ、高さに対する対策・ねばり強いリバウンドなど本番に向けてたいへん良い経験ができました。
これもひとえに、大阪府はじめ大阪府教育委員会、大阪協会の皆様のおかげと感謝いたしております。
その後もウィンターカップの予選後、合計13回にわたって練習会・合宿・強化試合を実施しました。今年のチームは個人個人のオフェンス力は高いものの、速いバックコート、ディフェンスの粘り強さ、ゲームコントロールに欠けている点が課題でした。しかしながら、その課題も克服しつつ選手たちのチームワーク、選手とスタッフのつながりも徐々に深くなりチーム力はかなり良い状態に準備することができました。
そして、いよいよ本大会の10月26日、2回戦対岐阜県。出だしの堅さはあったものの全員出場・全員得点で総合力で勝つことができました。
翌日、27日、3回戦、対沖縄県。前日の東京都戦では高さと能力に優る選手をそろえた東京が有利という試合前の予想をくつがえし、小さいながらもリバウンドの粘り、ルーズボールの強さ・激しいディフェンスで40分間戦い抜いた沖縄が上がってきました。大阪も気合十分スタートをきったものの、バックコートの遅れや、相手の速さ・ドライブインからのあわせにディフェンスの対応ができず、逆転するチャンスもなく敗れ、残念ながら3回戦敗退に終わってしまい改めて優勝という言葉の重みを痛感しました。
大阪府の代表として、期待に添えるような結果が出せなかったことをお詫び申し上げます。
しかしながら、選手・スタッフとも一丸となって戦ったプロセスにおいては心に残る貴重な体験をすることができました。
最後になりましたが、我々を支えてくださいました大阪協会はじめ関係の方々、応援にかけつけてくださった方々、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。
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